この免許を取得する人ってどれくらいいるんだろう。 多分数ある免許の中で一番短い時間で取得できる。でもあと少しお金を払えば400ccまで乗れる免許が取れる。でもそんなに大排気量の車体が必要ないよって人にはいいと思う。
こんな感じの車両に乗れます。街中でよく見るピンク色のナンバープレートついているやつ。
何かしらのカリキュラムはあるんだろうけれど、それを概観するような説明はないので、 結構行き当たりばったりだ。教官も「次回はxxしますね~」くらいな感じ。
最近は2日間で教習が終わることを売りにしている教習所も少なからずあるけれど、私が 通ったところは週に1~2回で2~3週間通ったよ。
検定のコースは自動車の場合と異なり、自分で覚えなければならない。小型AT二輪の場合は短い 教習期間中に覚えなければならず、そういった点で若干負担が大きい。そんな話を 初回の教習時にされた。
適性試験。丸描いたり計算したり…
はじめてのスクーター。 最初はエンジンのかけ方、座り方とか。そろーり発進してすぐ止まる、みたいなことを繰り返した。 ロードバイクに乗ってた経験から、あまり速度に恐怖を感じることはなかった。 ただ姿勢がロードバイクとは異なり上体を起こし気味なので、風が当たって寒い。 5月の東京でそれなので、過剰とも思える厚着がよいのかもしれない。
坂道発進や急制動、一本橋を体験した。坂道発進や急制動は何とかなったが、一本橋は無理だった。数メートルで、半分も進まないうちに 落ちてしまう。きっとなにかコツがあるのだろう。
初めて動力付きの二輪車に乗った。結構気分がいい。
急制動のシミュレータ。シミュレータのOSがXPのEmbeddedだった。 そういうことばかり気になってしまう。
他人の運転をまじまじと見ることができる機会だった。運転って結構個性が出るんだと思う。
みきわめ。第一段階が終了。
前回まったく渡れなかった一本橋は、
でうまく渡れるようになった。 急制動もいい感じの距離で止まれるようになった。 模擬的な追突体験もした。車間距離は開けようね。
法規にのっとった運転のシミュレータ。
横断歩道の手前に停まっている車の右側を通過する場合、一時停止しなければならない。みんな覚えているだろうか? ショートカット右折は走行区分違反(逆走)になりうるので絶対NG。検定だったらその場で終了。 街中で見る違反の中で3番目くらいに多い気がする走行区分違反、T字路でそれやられるとちょっとだけ 私の機嫌が悪くなるのでダメです。
高速でコーナーに突っ込む練習。
危ないよ、ってことを伝えたい教習だと思ったけど、結構曲がれるなーっていうのが率直な感想。
最後に受ける検定のコースを走った。卒業検定のときに走るコースは自動車と異なり、 自分で覚えなければならない。覚えられていない。
5回目と連続だった。 自動車から見たバイクの見え方体験。バイクは思いのほか小さく見える。 検定のコースを走る。覚えてない。焦り始める。
3回目のシミュレータ。危険予知だったかな…? うーんシミュレータのOSがWindows XP Embedded。いいねぇ
唯一の学科。タンデムのやり方。原付二種でタンデムする人っている…? 免許取って1年たたないとタンデムできないし、 する相手もいないし、二人乗りするなら自動車出すし…って感じ。
教官の事故に関する悲しい話を聞く。自動二輪の事故は深刻化しやすい。
さいごの見極め。終始堂々と走って終了。
コースはあやふやだがおおむね覚えられた感じ。覚え方にコツがある。検定課題の順番を覚えて、 検定課題をつなぐ道筋を覚えるのがよい。検定課題の順番は覚えやすいと思う。
坂道(発進)→クランク→平均台...
架台の順番が覚えられたら次は道筋なんだけど、道筋は課題の位置関係から自ずと定まる。 上の例だと、坂道(発進)からクランクに行くのに コースのレイアウト上右折してから行くより左折してから行くほうが自然なんだ。 多少は例外があるだろうからそれだけ覚えればよい。
割とことまで順風満帆だった。 検定のコースもそれを覚える上に書いたようなコツがあって、実質的に1日で覚えられたんじゃないかな?
検定の結果は合格。検定をしてくれた教官は「よく習った」っと言ってくれた。 クランクに左折で入る際に、道路の左側に十分寄っていなかった点について注意を受けた。でもそれだけ。
この年になると中々何かを1から教わるってことはない。 スクーターの運転体験もなかなか気分がよいが、丁寧に何かを教えてもらうという経験も よいものだ。
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